東京の「水無月」
「水無月」は、京都のお菓子(と思う)。
大学生になって、京都で初めて知った。
ういろう?の上にあずきがのっている。暑くなり始める時期、白いういろうを氷に見立てたお菓子だったと思う(「夏越しの祓い」に関係してたっけな?)。
でも、東京の和菓子屋さんにも置いてある。
去年食べてみた、多店舗展開の「O」の水無月は、食感が京都のものとは全然ちがってイマイチだった(同じときに買った麸まんじゅうはひどかった。最近、味が落ちているように思う)。
四角いのが目についたので、
「東京の水無月は、四角いんですね」
と声をかけてみると、
「三角が本当なんですが、うちは型の都合で、四角くしています」
とのこと。
(オレンジ色の水無月は、アンズだと思う。これも、東京独特のような…。
いっしょに買ったのは、葛桜。)
京都の水無月よりも分厚い。
でも、ういろう?部分のもちっとした感じは、京都のと似ていて、おいしい。
桜の葉を敷いているところ、この厚み、四角の形からすると、水無月というより、水ようかん感覚だと思った。
なんだか、京都に行きたくなった。