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感激、「鳥獣戯画」

今日は京都へ(写真は、京都国立博物館)。
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まずは、河原町通、三条通、東大路通と歩くことにする。
河原町通、とくに西側は、パチンコ屋がいっそう増えて、風が悪くなった。東側は永楽屋とかきねやとか壺中堂とか、むかしながらの店がまだまだ元気だが。

東山三条には、オットが好きな「一澤帆布店」がある。
この春、ここの兄弟間の相続争いが表沙汰になった。経営権はお兄さんの手に渡ったものの、職人さんや仕入れ先は全部、今まで店を切り盛りしてきた弟さんにつき、向かいに、その弟さんの新店ができたという話は聞いていた。それで、実際、どうなっているのか、見てみたかったのである。

ほんとうに向かいに「一澤信三郎帆布」があった。
残念ながら、休業日だったが。
元々の「一澤帆布」も休業だったが、こちらは、長期の休業に入っているようだった。

それから東大路をずっと下り、窯焼きピッツァのおいしい東山七条の「イル・パッパラルド」でお昼ごはんを食べてから、京都国立博物館へ行った。
大行列。
まず館外で30分の行列、展示室内で、「源氏物語絵巻」「鳥獣戯画」を見るための長大な1時間待ちの行列がのたくっていた。くたくたになった。
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でも、「鳥獣戯画」は、並んだ甲斐はあった(もちろん、並ばないに越したことはないが。それにしても、館内でさらに行列させるというのは、いかがなものか。せめて「源氏…」「鳥獣…」の2つを別室の展示にして、まったく別個に行列させるとかはできなかったんだろうか。この行列がほかの展示物を見るにも邪魔になり、腹立たしかった)。生き生きした線と動物の表情、ずっと見ていたいという気持ちになった。

オットが
「鼻をつまんで水に飛びこむウサギは見た?」
と言う(館内があまりに混雑していたので、別行動で、見たいものを見ることにしていた)。
わたしは、ウサギが鹿の背中に乗って川を渡るシーン(上)に気をとられて、そこは見落としていた。
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あとで、絵はがきで確認したら、そこもものすごくかわいらしかった。悔しい。

また、ものすごく楽しみにしていた「信貴山縁起絵巻」も、見たかった護法童子の場面ではなく、米俵が飛んでいく場面だった。それもすこしがっかり。

これからは、会期末以外は、土日でもこれほど混むことはないのでは、と思う。また、金曜日の夜は8時まで開館しているので、金曜日の夕方なら比較的ゆったり見ることができるのではないだろうか(今日も実はそうだったので、夕方から見るという手もあったのだが、神戸で晩ごはんの店を予約していたので、そうできなかった)。

博物館を出てからは、鴨川沿いに四条までまた歩き、阪急・阪神と乗り継いで、帰った。
by boyo1967 | 2006-05-06 22:11 | ミュージアム | Comments(0)